
平素より、別院護持運営・諸事業につきまして、一方ならぬご尽力を賜り厚く御礼申し上げます。
まず、去る七月十六日に発生いたしました「新潟県中越沖地震」により被災されました皆様に、衷心よりお見舞い申し上げます。
私は、この高田別院にご縁をいただくのは、二度目になります。役職が違いますが、一度目は、平成十年の七月に教務所に赴任しました。そのときは、別院庫裏が焼失して間もない頃で、教務所・別院事務所は、境内地の市の施設に仮住まいをしていました。
そして、今回赴任し、おおよそ六年ぶりに別院の前に立ち、境内を眺めました。念願の本堂修復と庫裏再建そして境内地整備が立派に成されていて、上越地区の住職・門徒の皆様の、別院への熱い思いに感動いたしました。
いうまでもなく、別院は、本願念仏を拠りどころとして生きる方々に支えられてきました。そして、一人でも多くの方々が本願念仏を拠りどころとして、人生を歩んでもらいたいという願いがこめられた法義相続の「聞法の道場」であります。
「前(さき)に生まれん者は後(のち)を導き、後(のち)に生まれん者(ひと)は前(さき)を訪(とぶら)え、 連続無窮(れんぞくむぐう)にして、願わくば休止(くし)せざらしめんと欲(ほっ)す。無辺の生死海(しょうじかい)を尽くさんがためのゆえなり、と。」(道緯『安楽集』)
私たち真宗門徒一人ひとりが、現代社会において生活するなかで、この言葉に込められた願いに真向かい、改めて問い直さなければならない時であると思っております。
何卒、前任者同様の御支援と御厚情を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。 |