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| 半解体された大門屋根(素屋根内部の様子) |
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高田別院大門及び塀御修復工事
現場見学会に参加して |
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教区御遠忌記念事業の一つである高田別院大門及び塀御修復の本格工事に先立ち、去る八月十日、解体の進む大門の小屋組みを間近に見る御修復工事現場見学会に参加しました。
先ずはこの度の工事を請け負う設計監理者(もば建築文化研究所)と施工業者(北野建設・清水組共同企業体)の担当者から工事の概要についての説明を聞いた後、素屋根の中、大門上部の足場まで狭い階段を上り、業者の説明を聞き、質問と感想も交えながら一巡りしたことでした。「百間は一見に如かず」の言葉どおり、その傷みの状況と先人の御苦労の軌跡を目の当たりにすることができました。
一八八年前(文政十年、一八二七)の建築当初は柿葺(こけらぶ)きであったことが分かる部分が残っていたり、瓦葺きに替えた際の重量を支える梁が不自然に組み合わされていたり、本堂側に傾斜している様子がよく分かりました。本山御影堂の小屋組み見学の折にも感じたことでしたが、根曲りの木の自然な曲線を巧みに利用した木組みの技術には驚かされます。私の目では分からないのですが、用材の種類はかなり多様であること、何度かの修復の跡が残っていることなども新しい発見でした。鉄材も使われていますが、角型の釘と丸釘の違いで時代が分かったり、「御門建立」「御門再建」「御門修繕」の三枚の棟札にも興味をそそられました。
それにしても、一つ一つの柱や板に迷子札のような位置を示すプレートを張り、傷みの程度を見分け、一本一本の釘を抜き、その場所を示す印をつける作業を黙々とこなしている職人の皆さんの根気に頭が下がりました。
当日いただいた説明資料に、ご修復後のイメージ図がありますが、二年後の完成が待たれる見学会でした。 |
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高田別院大門及び塀御修復工事
現場見学会に参加して |
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第五組(頸城)宝善寺門徒 高橋 勇 |
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別院の大門は、1827(文政10)年に創建され、188年の歴史があります。
門構えは一重門でありながら、建物の主体部に比べて軒の出が深く、屋根が大きく重いと思われるのが、大門の大きな特徴であると云われております。本年3月には国の登録文化財(建造物)に認定されました。
創立時の屋根は、薄板を竹のクギで何十層も重ねる柿葺(こけらぶ)きが用いられ、入母屋造りの美しい形状と想像されます。
現存した瓦屋根は1940(昭和15)年の修理で火災防止等から、瓦に葺き替えられ上部が重い門となり、現状は支柱12本で支えられて、風雪に耐えて来ております。
最初の見学は、地上に降ろされた青黒い瓦を見た後、柿葺き屋根の姿が「塀の屋根」に残っており、時の流れを見る機会でした。
素屋根で覆われた解体現場は涼しく、仮説の階段を上ると、瓦が除かれた上層部の骨組と梁が露出していました。松材と思われる曲がりくねった梁が縦横に重なり、また梁の先端と軒材など多くの腐食が見られました。
ただ予想外に梁材は細く感じられ、御修復で桟瓦葺(さんがわらぶ)きから柿葺型銅板葺きに整備される事は適正な判断と思われます。また屋根部の全周辺を見たところ、軒先等は本堂側に若干傾き、目視でも確認できる程でした。
御修復解体前の現状を見ますと、高田教区御遠忌の事業として御修復することは、誠に良き時期を得たものと察します。
長年、門徒や地域の人々が、風雪に耐え損壊を危惧していた、大門の御修復を願われ、「別院の大門」として親しみ・護持されて来たことを思うと、落成した暁には、この大門が聞法の場(別院)に出入する「通入門」として、新たなご縁となることに願望と期待が求められてます。 |
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| 『同朋の会』が開催されて・・・ |
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第八組(三和)稱名寺 保倉 謙雄 |
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毎年五月、校区内の小学四年生が、校外学習「お宝発見〜地域の歴史に学ぶ〜」と称して、当寺本堂を訪ねるようになったのは、何年前くらいからであったでしょうか。
昨年の春、子どもたちが足を運んだ何日かあとで、小学校を訪ねた際、校外学習のお礼と合わせて担任の先生より、開口一番「保倉さん、いい勉強になりました。今の子どもたちは水洗式トイレの生活で大きくなってきたので、本堂の汲み取り式のトイレを見てびっくり。昔の人はこんなトイレを使っていたのですよとお話しさせていただきました。子ども達には、いい体験学習をさせていただきました。」とのご挨拶をいただきました。
私は、苦笑いしながらあわてて「庫裏の水洗式のトイレを使っていただいても良かったのですよ。」と言い訳をしました。
さて、宗門として各お寺に「同朋の会〜御命日のつどい〜」の開催が願われてから随分と時間を経ました。当寺においては遅きに失っした感は拭えませんが、同朋の会推進員の皆さんによる、約一年近くの準備期間を経て、昨年三月二十八日を第一回目として、冬期三ヶ月間を除き毎月二十八日に、推進員が運営する「同朋の会〜御命日のつどい〜」がようやく始まりました。
そのような中、同朋の会に出席されている世話人さんから、世話人総会の席で、本堂水洗式トイレの新設と本堂入り口階段の安全確保の為の手すりの設置と段差解消の工事についての提案がされ、ようやくこの夏前に改修が完了しました。
随分と一寺院の現況に紙面を費やした感が否めませんが、一寺を預かる住職として何より有り難かったのは、世話人さんからの意見提案であったことと、その後の月参り等で、個々の声をお聞きできた事や、お茶を頂きながらこちらの思いもお伝えできたことです。
当寺に於いて、同朋会が開催されることにより、本堂という場の不便さを改めて点検し話し合い、歩み出すきっかけとなったと感じています。 |
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| 『栗生楽泉園(くりうらくせんえん)を訪ねて』 |
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第六組(高田)法林寺門徒 梅澤 俊行 |
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法林寺護持会では、毎年テーマを決め「移動同朋会」を開催しています。
本年は、ここ数年温めてきたテーマ『ハンセン病を通して差別を考える』とし、一泊二日の日程で群馬県草津温泉にある「国立療養所栗生楽泉園を、参加者三十九人(十二歳〜八十歳)で訪ねることにしました。
ハンセン病についての事前学習がどうしても必要だと考え、五組(直江津)善正寺住職大場正信師に講師をお願いしました。
師からは、@ハンセン病のこと。A国の隔離政策のこと。(密告制度も含め。)B真宗も、この隔離政策に従うことが仏の道であると説き、差別に加担してきたこと。C国立療養所とは名ばかりの、反抗的な患者を「重監房」に送り、見せしめとしてきたことなど二時間以上に渡って講義をいただきました。
そして、施設を訪問。現地には群馬・ハンセン病訴訟を支援する会会長の羽部(はべ)さんと、一念(いちねん)さん(以前、他宗の寺院におられ、今は真宗の勉強をされている)が私たちを待っていてくださり、「重監房資料館」を中心に二時間以上に渡って案内くださいました。
酷寒の中、一日二回、握り飯一個と梅干一個、それに薄い味噌汁だけでの生活を強制された特別病室を再現した「重監房資料館」を見学し、何故に罪なき人たちを苦しめてきたのか、その罪の大きさを改めて考えさせられました。
帰郷後、事後学習会としての反省会を行いました。若い時に看護研修で療養所に勤務した方は、「とにかくその形相からつい目を背けてしまった。」とか、「寺院も差別に加担していたことは残念で悔しい。」「一念さんに『来てくださってありがとう』と言われ、自分もいいことをしたのかと思ったが、ありがとうを言わなければならなかったのは自分の方だった。」「詩人の谺(こだま)さんに会いたかった。亡くなられたと聞いて残念だった。」など、様々な感想が出ました。
最後に、師から、『無知が偏見を生み、偏見が差別を生む。相手を劣った者と見下す考え方が差別である。ハンセン病・国籍・被差別部落・男女・水俣病・他民族などに対するあらゆる差別を学ぶことが大切である。釈迦の教えには、相手を見下すことはない。御同朋御同行の世界を作っていただきたい。』と締めくくりのお話しをいただきました。
師には、大変お忙しい中、延べ四日間にわたり講師をお引き受けいただき、ありがとうございました。 |
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| ●高田別院親鸞教室 |
| 『歎異抄』に学ぶ |
| 日時 |
毎月12日 (3月から12月) |
| 午後1時30分より |
| 講師 |
豊島 信氏 (第六組 西光寺) |
| 会場 |
高田別院本堂 |
| テキスト |
『歎異抄』東本願寺出版 |
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| ●親鸞聖人ご命日の集い |
| 日時 |
毎月27日 (3月から12月) |
| 午後1時30分より |
| 会場 |
高田別院本堂 |
| 講師 |
| 9月 |
藤戸真史氏 |
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10月 |
古海景雲氏 |
| 11月 |
萩野 顕氏 |
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12月 |
礪波康範氏 |
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| 2016年3月 講師選定中 |
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| 2015年 |
| 10月5日(月) |
別院奉仕研修 講師 関 英骼=i第七組淨善寺) |
| 10月8日(木)〜11日(日) |
高田別院報恩講
法話 8日 森 惠成氏(第八組善巧寺)
法話 9日 井上 円氏(第十三組淨泉寺)
法話 10日 岩崎 修氏(第十一組稱專寺) |
| 10月11日(日) |
公開講演会 講師 今泉温資氏(三条教区往生人舎主宰) |
| 11月7日(土)〜8日(日) |
有縁講(高田別院引率) |
| 11月27日(金)〜29日(日) |
真宗本廟(東本願寺)御正忌報恩講 団体参拝 |
| 12月31日(木) |
歳末昏時・除夜の鐘 おしるこ無料接待 |
| 2016年 |
| 1月1日(金)〜2日(土) |
修正会 |
お問い合わせは高田別院まで 025-523-2465 |
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| 編集後記 |
冷夏という予想が外れ、暑い日が続きました。上越市が全国一の気温になった日もあり、健康管理が大変だったのではないでしょうか。
別院の本堂、大門、築地塀、鐘楼が国の登録有形文化財に認定されました。その大門修復工事が、教区宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌記念事業の一環として、今、順調に行われています。そのうち、素晴らしい姿が現れると思います。見るだけでなく、本堂へ入る大門として活用したいものです。
今号に原稿をお寄せくださった皆様にお礼を申し上げます。ありがとうございました。ご意見、お知らせ等の投稿をお待ちしております。 (小) |
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