今年の高田別院「春の法要」は四月十一日と十二日に勤まります。
二日目にはここ数年合唱団「コール29」によって音楽法要が勤まり、多くの皆様に感動していただいています。
この合唱団の設立に宮越勉先生が努力され、そして長年指導に力を注がれました。その宮越先生が昨年九月亡くなられました。
二00七年はご存知のように親鸞聖人御流罪八百年の年で、四月十四日には高田別院、五月二十六日には光源寺さんで音楽法要が勤められ、二十七日は上越文化会館でカンタータ「花こぶし」が演奏されました。
先生は、一年以上に亘る 「花こぶし」の昼の部・夜の部の練習に毎回休みなく出席されましたが、時には身体を辛そうにしておられました。
小生にとって先生が出て来られる事は大変に頼もしく、心強く思いました。また、光源寺さんでの本番当日、控え室の五智五丁目会館から会場に向かうときのちょっとした坂が登れず、大変苦しそうな表情でした。それでも本番では指揮をとられ、見事に役目を果たされたのです。
先生は心臓の具合が良くないことに弱音を吐かず、文字通り「命がけ」の親鸞聖人御流罪八百年を遂行されました。
今は、小生が先生の後を引き継いで指揮をとらせていただいています。少々荷が重いのですが、「コール29」の団員の方々と仏教讃歌を歌い続けて行きたいと思っています。仏様の心を受け止め、伝えていくのには歌はいいですね。それも合唱となると厳かで重みがあって、暖かくて優しくて、たとえ言葉の意味が分からなくても心に響いてきます。音楽法要は聴衆に聞かせるのではなく、皆心を一つにして仏徳を讃嘆し、宗祖を讃仰するものでしょう。終わった後は自然にお念仏の渦になります。このお念仏がまた、演奏する者の心を駆り立ててくださり、練習に身が入ります。
金子大榮先生が「物を受くるに心をもってせよ、仏法を受くるに身をもってせよ (物受為以心 法受為以身)」と教えてくださいました。身を運ぶところに仏法が繁盛するのでしょう。せびお参りいただきたいと思います。
また、「コール29」にもお入りになって一緒に歌いましょう。
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