宗祖御遠忌を機縁として、教区の地域性や歴史性をふまえた内容で御遠忌の基本理念を受けとめようと、御遠忌讃仰期間中の四月十五日を「高田教区の日」としていただき、準備を進めてまいりました。その中で選びとられたのが「宗祖の御流罪」と「尾神嶽殉難」であります。私たちは、このことをもって宗祖の御遠忌を讃仰しょうと思います。
御承知のように、高田教区では宗祖の御流罪から八百年を経た二〇〇七年、「宗祖親鸞聖人御流罪八百年法要」を全国の皆様の協力を得てお勤めしました。そしてその法要をとおして「流罪からの出発−私はどこで生きているのか−」という御遠忌テーマを定め、現代に生きる私たちの立脚地を問い直そうとしています。また、明治の両堂再建の最中に、本山への献木を搬送していた人々を雪崩(なだれ)が襲った「尾神嶽殉難事故」は、宗門人として忘れてはならない真宗興隆の悲願の象徴であります。
私たちは、四月十五日の「高田教区の日」を中心に、宗祖の御流罪と尾神嶽殉難をもって讃仰し、全国に発信しようと取り組んできたところであります。この度の事業が、自らの立脚地を確認する機縁となることを願い、真宗門徒、とりわけ高田教区の皆さまからは、この日に真宗本廟へ足を運んでいただくことを切に願っています。何とぞ趣旨を御理解のうえ、こぞっての参加をお待ちしております。
◎記念講演
・日時:四月十五日 (金) 午後一時半〜三時半
・会場:真宗本廟 視聴覚ホール
・講題:「流罪からの出発−私はどこで生きているのか−」
・講師:井上 円氏 (第十三組浄泉寺住職)
※引き続き中村栄美子さんによる紙芝居(立ちすくみ如来 他)が上演されます。
◎展示
・期間:三月十二日〜五月二十八日
・場所:阿弥陀堂素屋根内一階正面 北側特設ブース
・内容:パネル(宗祖御流罪ゆかりの地・寺院)、尾神嶽殉難に係わる史料、尾神嶽殉難ジオラマ ほか |