爽やかな目覚めとなりし術後かな 敏子
点滴の管を引き連れ廊夜寒 同
しかし、癌細胞を摘出したとはいえ、再発の可能性がないとはいえません。職場の同僚、俳句の仲間、友人等多くの方々の温かい言葉に励まされて仕事に復帰し、大好きな俳句の会に顔を出し、健やかに暮らさせていただいております。
顔ぶれの揃ひ句会暖かし 敏子
私と俳句の出遇いは、生前の姑の希望もあり、また主人の勧めもあって俳誌「松の花」(安原 葉先生主宰)の仲間に入れて頂いた時から始まります。また堀前小木菟先生の高田別院俳句教室にも参加させて頂くことができました。先生方からは、「ともかく、歳時記を丸覚えして多くの写生の句を詠み、多くの句を捨てること。」と、いつも言われていました。「多作」は言葉を探しながらできますが、「多捨」は難しいものです。 「再びの人生」出発に向かって、迷ったり後戻りする事なく、介護の仕事や俳句作りに勤(いそ)しみたいと、愛猫を相手に呟いている日々です。
幻子に叱られてゐる子猫かな 敏子
半分は叱られてゐる夏休み 同
高田別院俳句教室に参加しませんか。 |